25. オスマン帝国の君主
オスマン3世
- 在位
- 1754 – 1757
- 生年
- 1699
- 没年
- 1757
短い治世で、特筆すべき遠征はなかった。
オスマン3世は1699年1月2日、イスタンブールで生まれた。父はムスタファ2世、母はシェフスヴァル・ヴァリデ・スルタンである。即位した五十六歳まで宮殿で幽閉の暮らしを送ったため、神経質な質であった。それでも情けと慈しみを備え、とりわけ嘘と賄賂を嫌う人であった。
オスマン3世は音楽を憎んだため、宮廷から楽人をことごとく遠ざけた。宮殿を歩くとき側女に出くわしたくなかったので、履物に鉄の踵をつけさせた。踵の音を聞いた側女たちは君主の来訪を知り、道を空けた。二年十か月十八日在位し、その間に七人の大宰相を替えた。その治世を通じて内外に平和と静けさが保たれた。
オスマン3世が時折装いを変えて民の中に紛れたことが知られている。1757年10月30日、体に生じた腫れ物による病で没した。遺体はイェニ・ジャーミイのマフムト1世の傍らに葬られた。
出典:Osmanlı Tarihi Interaktif CD-ROM (Türk Tarih Kurumu Yayınları XXXI. Dizi-Sa.2)